ドタバタまっこの成長日記 

発達障害、自閉症スペクトラム障害、ADHDの子育て記録。療育、福祉のことや、学校などでの出来事などを書いていきます。保育士です。

2019年07月

長男がADHDと診断される前の話です。



就学前2年ほど、水泳教室に行かせたものの、ほとんど上達しませんでした。

行かせていたのは、有名なスポーツの会社が請け負っている教室です。

人気があって、習い始めるのに順番待ちするほどです。



そこでは、定期的にテストがあって、それに合格すれば次の級に上がれます。

次の級に上がるたび、新しいことを教えるシステムでした。

顔着け→潜る→ふし浮き→けのび→バタ足→クロールの型…

というような感じです。



長男は、けのび、バタ足もできるはずなのに、そこからなかなか次へ進むことができませんでした。

一緒に習い始めたお友だちは先に進み、後から習いに来た子にどんどん抜かされ…



1回目落ちたのは、まっすぐ泳げてなかったからかなぁ…

2回目、3回目…(あれ?)



その時テストしていた先生から言われました。
「長男くんは、実力はあるはずなんですが…」

どうしたのか尋ねてみると、
「けのびをお願いしたのに、バタ足しちゃったりするのでテストで〇つけられないんですよ。幼稚園で疲れちゃって眠たいのかもしれません」


そんな理由で落ちてたの…

確かに観覧席から見ていてもなんだかぼーっとしているように見える…
(親は観覧席から見学することになっていました)

水泳



そのころは、長男はまだ体力がなくて疲れてしまうんだと思っていました。


疲れてプールどころじゃないのかな…
また、長男も自信が無くなってしまったので仕方なく辞めてしまいました。



今思えば、疲れもあるだろうけど、色んな音が反響するプールでは指示が通りにくかったんだろうなぁと思います。(室内プールでトンネルにいるようなくぐもった感じの音がします)
あの頃特性を知っていて対処法が分かっていれば、指導員の先生にお願いできたかも…


その後は、次男の障害が分かったり、長男もADHDと発覚したり…
人生谷あり谷ありの連続で、習い事のことはすっかり諦めてしまっていました。



水泳は幸い小学校の先生方が水泳を教えるのに熱心で、長男に合った配慮もしてくれたおかげでだいぶ上達することができました。



先日、次男もプールを習わせることにしたので、長男ももう一度習わせてみようかと考えています。

次男は凄まじい水嫌いだったので、次回その事を書こうと思います








私の住んでいる地域では夏休み期間中に、特別支援級、特別支援学校の見学や相談をやっています。


夏休みのうちに相談しておいて、秋から始まる就学時健康診断のころにはだいたいの進路を決めておくことになっています。


もう夏のうちに決めないといけないのか…と思われるかもしれませんが、
本当に教員が足りないそうです。


だいぶ発達障害についての認知度が上がっているので、年々特別支援級に在籍する子どもは増えています。なので理解があるできる先生は本当に争奪戦で、学校側としても早め早めに手を打ちたい。


だから、早めに進路を決めてほしいようですね

でも、教育委員会のHPでは2月中に決めてほしいと書かれています


学校の実情を知っている、幼児教育進路の担当者は「こう書かれているけれども…」と言いながら実情を保護者に説明しています。


よく、保護者の方から

「どういう基準で特別支援学校か特別支援級か選べばよいか?」

と尋ねられます。


本当にこれは難しい質問です。



とりあえず見学しにいくことを勧めています。

なぜなら、学校によって本当にカラーが違うからです。

在籍児童数が多いのにも関わらず、特別支援級に在籍している子がほとんどいない学校もあれば、

ものすごく特別支援級に在籍している割合が多い学校もあります。



隣の校区の小学校でも違いは大きいです。

思い切って支援の厚い校区に転居される方もいらっしゃったりします。



また、ご家族の意向、とくにきょうだいの意見も大きいです。


私の次男は、療育手帳を3歳の時に取得しました。
2~3歳ほどの発達の遅れがあります。

ですが身の回りのこと(身辺自立)はできています。

なので随分進路で悩みました。
過去の記事にも書いてありますが、何度も入学前に学校側と相談しています。



決め手になったのは、

「ぼくの学校の先生は、ちゃんとみてくれると思うよ」

という、長男の言葉でした。

子どもの同意

一緒に通うのを嫌がるようだったら、この選択肢は無かったと思います。



京都アニメーションの放火事件。


毎日ニュースを見ています。

自分の夢を叶えて、それで食べていける人って本当にわずかだと思います。
本当に素敵なことです。

私も絵を描くのは好きですが、あんなに綺麗に速く描くなんてすごいスキルです。

それなのに…

戦後最悪の事件となってしまいました。



犯人も重体のようですが、回復したら多分裁かれることになると思います。

おそらくその時、また精神鑑定がされると思います。

心神喪失(刑法39条1項)、心神耗弱(刑法39条2項)があったかどうかです。

簡単に説明すると、心神喪失は罰することができません。また心身耗弱は減刑されます。


なので、毎回信じられないような事件が起こると、被告人の精神鑑定がなされます。

そして「知的に~がある」「情緒的に~がある」と判定されたりします。

そうすると、そのたびにこんなひどい事件を起こすのは、障害者だからだとか思われてしまいます。


そんなことは絶対にありません。


こういう事件を犯す人は、人として大事なものがスッポリ抜けています。

障害があるとかないとか本当に関係ありません。


もしも、精神障害があったとしてもこのような事件を起こしたなら普通に罰するべきです。


夏休みにとうとう突入です。


何が困るかというと…毎日の献立…


これから1か月以上、夜だけでなく昼も作っていかないといけません。
また男の子すっごい食べますね

ほんと給食ありがたい…


おかわり


そして、人一倍、いや何十倍努力がいる子どもたち。


宿題はもちろん、ほぼ綺麗に忘れているだろう漢字を思い出させなければ…

ほんとスッカリ綺麗サッパリ。
記憶の仕方が、私と違うんだろうなぁとよく感じます。


それで毎回大きな休みになると前学年までの漢字の自主勉強をしています。

不思議なもので、そういうハンデはあっても「できない」のは嫌みたいです

プライドかもしれませんが、そのおかげでなんとか頑張ってくれています。



今学期の成績はというと…

前年度より少し回復しました

つまづきを見落とさないよう、私も気をつけていたからかなぁと思います。
(昨年は仕事でグッタリしてしまって、宿題をチェックするので精一杯でした。
そうすると見事に成績が落ちてしまいました…)


ほんとはパートではなく、めいいっぱい仕事したい!


でも私の場合、残念ながら仕事をセーブしないとだめなようです

子どもを育てながら、母親がフルタイムで毎日仕事をするには
どなたか常に支えてくれる人が必要です。


これは、どんなお子さんでもどんなお母さんでもかなぁと思います…

そりゃ子育て中のお母さんがこんなクタクタになるようだったら、
少子化なっても仕方ないと思ってしまいます







うちの長男はADHDのため、やっぱりみんなと同じように過ごすのはしんどさがあります。

そのために特別支援学級に入っているのですが…

あまりみてもらえてないな…と感じることが多々あります。


というのも、理由があります。

1)長男が大人しくて、いわゆるいい子だから。
2)クラスの中に問題行動を起こす子がいるから。


こんなことを言われたことがあります。

薬も支援も効果があり落ち着いた次の年度の先生に

「(長男君を)支援級に入れるなら、クラスの半分を支援級に入れないといけませんよ」


ここに、見えにくい障害のしんどさがあります。


家に帰ってからどれだけグッタリしているか…

家でどれだけ努力しているのか…

(よくドラえもんで、のび太のお母さんが「あなたは人の10倍努力して、やっと一人前なのよ」と言っていますが、本当にその通りです。家では授業で聞けていないところなどをフォローしています。)

本当に言わないと伝わりません。


担任からすると持っている子どもの30数人の1人でしかないです。


特別支援級に在籍している子は早いうちから療育しているので、学級内では問題行動を起こしたりしないよう躾られています。なので大人しい子が多いです。


支援級の先生



その子たちのために加配されている先生が、支援級に在籍していない問題行動を起こす子をみているという…

なんだかモヤモヤします


その子たちだって、何か問題を抱えているかもしれません。

ですが、特別支援級に在籍している親は子どもに向き合って、病院やら役所やら色々相談して、偏見に対する覚悟も持って支援をお願いしているのです。


だから時々、先生方に「どうしてお薬飲んでいるのか、どうして特別支援級に在籍しているのかを考えてくださいね」と釘を刺しています。


ほんとにうるさい親だと思います。でも、言っていかないと「大丈夫。大丈夫」と言われているのに全然大丈夫でなかったりします。


言っていけばちゃんとみてもらえています。

なので、在籍はしておいて良かったと思っています。





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