いじめに関して書くと見に来られる方が多いので驚きます。
悩まれている方多いのかなぁ…
と心配しています。
それとも心配してくださっているなら本当にありがたいことです。
残念ながら、
発達障害のある子はいじめられる確率が非常に高くなります。
これは研究結果にも出ています。
トウィマンさんというアメリカの研究者が、
2010年に発達障害といじめの間には極めて密接な関連があると発表しています。
いじめられ、仲間はずれにされる確率は
定型発達(いわゆる普通)の子のおよそ3倍になります。
よくいじめられるほうにも問題があるという話を聞きますが、
本人や家族がそう思い込まされるのが怖いことなのです。
自己肯定感の低さなど二次障がいに繋がります。
また過去の記事にも書きましたが、
先生までこちらに問題があり、
それが原因だと思っていたりします。
私の長男の場合、
集団行動を避けることがいじめのきっかけになりました。
長男が訴え出てから、
感覚過敏のせいで集団のにぎやかさが辛い
ということを何度も説明しています。
よくわがままと間違えられますが、
普段の様子をみていればそうでないことが分かるはずです。
(不器用なりに一生懸命ですから)
今は担任の先生から、
しんどい時は誰でも保健室や図書室などに行って静かにすごしていいんだよ
と全体に声かけしてもらっています。
長男以外にもカームダウンしに行く子がいると先生からお話を聞きました。
発達障害の子が過ごしやすい環境は、誰もが過ごしやすいのです。
(どんな人だって、最悪の気分の時ってありますよね)
みんなで無理することなんてないと思います。
しんどいときは少し休む。
これが当たり前の社会になればいいのですが。
もちろん頑張るときは頑張る。
何度もお話するなかで、
先生方もいろんな感じ方をする子がいるということを理解していただき、
目線が変わってきたと実感しています。
参考文献
最新図解 発達障害の子どもたちをサポートする本
ナツメ出版株式会社
榊原洋一