ドタバタまっこの成長日記 

発達障害、自閉症スペクトラム障害、ADHDの子育て記録。療育、福祉のことや、学校などでの出来事などを書いていきます。保育士です。

2020年07月


発達検査では、実年齢ではなく発達年齢が出るので、

「こんなにできないの…」

と親御さんは落ち込んでしまうと思います。



私もそうです…



子どもって、私たちの未来ですから。
それなのに障がいがあると分かれば…

ほんとに辛い。



思い当たるふしがなくても自分を責めてしまいがちです。

(ちなみに私はお酒が全く飲めませんし、
 タバコも今まで吸ったことないです。
 それでも酷いことを言われたことはたくさんあります)




悲観的に考え出すときりがありません。


どういうふうに支援を工夫すれば、
子どもができるようになるのかを考えるほうが楽しいです。

どうせ時間を使うなら、そういう方向に使おうと考えています。



うまくいかないことのほうが多いですが、
一緒に課題を乗り越えた経験があると、
次も挑戦してみようと思えるようになります。



たとえば、
今回の発達検査で

折り紙を使って手順をどれくらいまで覚えられるかという課題がありました。

次男は3回折ったところで、覚えられなかったです。



それくらいしか覚えられないではなく、
お手本を見ながらであればできる、


たとえば目的が折り紙を完成させることなら、

手順を図などで明示してあげれば、最後まで折れます。



子どもたちが課題を最後まで取り組めるようにできるようにするにはどうしたらよいか?


そこの工夫が支援の在り方だと思うのです。


折り紙





発達検査でのテスト結果を教えてもらいました。


前回の発達検査よりも次男はできることは増えているのですが、
実年齢が同じ子どもたちは、一気に精神的に伸びてくる時期でもあるので、
差が広がってしまった感じでした。



普段からの様子から分かっちゃいるけど、
やっぱりショックだなぁ…


ほんと、ゆっくりゆっくりさんです。




大切なことは

どういうことが苦手で、
どういうことが得意なのか…です。



次男の場合、

声による指示はやはり苦手だとはっきりでました。
(声による指示を複数回投げられると困惑していました)

ですが、絵を記憶して書くのは実年齢以上でした。



横で見ていて、びっくりしました。
私でも記憶するのは難しい、無意味な線図を10秒見ただけで
完コピしたのですから。


前から、一瞬の出来事を写真のように記憶したような絵を描くなぁとは思っていたのですが…


でんしゃ

(2年生のころから、教えてもいないのに一点透視図法で描いていました)



学校での学習の支援の在り方として、

漢字は年齢にあった学習を進めていっても大丈夫。
(文字のかたちを覚えられるので)


ですが、抽象的な考えがまだできないので

算数では具体物(そろばんなど)を使っての学習をしていくと良いのではないか

とアドバイスをいただきました。



あとは普段の支援が適切なので、
そのまま継続していってくださいと教えて下さいました。




 


今回は午後に発達検査を受けました。

午前中は学校で授業を受けていたので、本人はやや疲れていました。


担当者に呼ばれると、次男はけだるそうに部屋の中に入っていきました。

私も一緒に部屋に入りました。



次々と課題を出されますが、次男は自分ができるところまで黙々とこなしていました。

「あ、これできるようになっている」

「やっぱりこういう課題難しいよね」

と傍からみていて思いました。

一通りこなすとテストだけで1時間は越えたと思います。

休憩

(時々検査中、息抜きなのか窓の方へ行って外を見ていました。
 しばらくしたら戻ってくるので、
 職員の方はとくに声をかけることもなくそっと見守っている様子でした)



当日中に結果が出るのですが、
結果待ちがかなり長い時間かかります。



何か時間をつぶせるもの、
お子さんの好きなおもちゃや絵本、タブレット端末なんかも良いと思います
何か持っていくといいと思います。

次男は絵を描くことが好きなので、それで待ち時間を過ごしました。




どうもテスト結果だけでなく、
態度や雰囲気、親子関係もみていらっしゃるようで、


「知らない部屋、知らない担当者でも動じなかったですね。
 また分からない課題も根気よく取り組んでいるのが偉かったです。」


とおっしゃられました。

とても情緒が落ち着いていると、それをとても褒められました。



「情緒が落ち着いれば、いろんな経験が積み重なっていきますよ。
 情緒が落ち着いていなければ、
 せっかく高い能力を持っていても台無しになるとがありますので」





療育手帳を持つメリットですが、
やなり福祉制度を利用しやすくなる

だと思います。


よく、テーマパークなどの施設の入場料が安くなるので、
いいな~とか言われますが、


私の子どもは感覚が過敏なところがあるので、

テーマパークにそもそも行けない…です。


動物園とかは助かるかな…
でもそんなに行かないな…




持っていて一番助かったのは、



次男が保育所に通っているときに加配の先生がつくこと。



私の子どもの通っていたところでは
どうも、手帳を持っているお子さん2人分で1人の加配の先生がつくようでした。


これは非常に助かると、先生方からも言われてました。
(なんせ人が足りませんから…)


遠足など、園から出て何か施設を利用するとき
療育手帳があれば介助者も、無料もしくは減額になるので、
加配の先生に渡して付き添いしていただいたりしていました。

お出かけの際も、先生が一人多い状態でいけるということですね。



小学校では、手帳の提出はしなくて大丈夫。
予算が組まれているからと言われたのですが、
このごろになって、
手帳があれば遠足や社会見学のとき提出していただけないか?
と言われるようになりました。



おそらくですが、予算の範囲内でできるだけ先生を加配したいのかな…と思います。



私の子どもには特別支援学級の先生がついているので
もともと予算があると思いますから、
たぶん…他のお子さんでしょう(苦笑)


ちょっと話がそれますが、


先生方からみると要支援のお子さんは通常学級でもたくさんいるそうです。
入り込みしている支援学級の先生が、
仕方なく担当のお子さん以外の子どもをみることはわりとよくあります。

ちゃんと申請している側からするとモヤモヤする話なんですが…

出歩き

(早めに迎えに行ったりすると、授業中のはずなのに
 ふらっと出歩いているお子さんわりといます
 座っていられないのかな…と思います)



あと、手帳のメリットとして、


各種手当金がもらえるかもしれないです。


これは案外役所の方は教えてくれなかったりするので、

初めて手帳を受けられるかたは、
どのようなサービスを受けられるのか尋ねてみてくださいね。



サービスの一覧を見ながら、
これは受給できるのかどうか尋ねてみると良いと思います。
もちろん、手続きの申請をしなくてはなりませんが。

(そういう話を窓口でするとサービス一覧みたいなものを渡してくれたりします)



介助しなければならないお子さんがいると、
私もそうなのですが、思うように働くことがそもそも難しかったりしますから。





あと、手帳を持つデメリットですが…

それは思い浮かばないです。







 

次男が再び発達検査を受けました。

これで3回目だったと思います。


次男は療育手帳を持っているので、それの更新のための検査です。



手帳を申請や更新するための審査機関となる受診先(児童相談所など)
は指定されているので、


初めて受けようと思う方は、まずお住まいの役所の福祉課でご相談くださいね。




判定機関が判定して、
お住まいの役所の福祉課に判定結果を連絡し
手帳が出来たら保護者がそれを受け取りに行きます。



(発達検査は精神科のある病院ならどこでも受けられますが、
 療育手帳のための発達検査の判定機関は役所から指定されているので、
 先に福祉課に確認してください)
 
 ↑役所の方でもあまり分かっていない方たまにいらっしゃるので、
 手帳を取得したいとお考えの方は、
 ハッキリその趣旨を伝えないと分からないかもしれません。



私の子どもが初めて診断してもらったときも、
検査を受けるまで半年待ちだったのですが、
今でもそれくらいかかるそうです。



それだけ発達の遅れが気になるお子さんが多いのだろうな…と思います。



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